2007年02月04日

PIERRE MOERLEN'S GONG 『LIVE』

B000I2K7OEライヴ(紙ジャケット仕様)
ピエール・ムーランズ・ゴング
BMG JAPAN 2006-10-25

by G-Tools

永い活動暦を誇るGONGは、時期によりメンバーと音楽性が大きく異なり、その辺のイメージの固まらないところがイマイチ国内で評価されて無い、というか評価しにくい原因のような気がする。ブリティッシュ・ロックの大物がメンバーで参加しているにも関わらず、活動拠点であるフランスのバンドと見られていたのも、なかなか紹介されない原因かも。

一般的には、デヴィッド・アレン在籍時のサイケデリックな音楽性がゴングのイメージなのだろうが、デヴィッド・アレンが脱退していた時期があったり、「XXXXゴング」なる派生バンドが多いのがまたややこしい。

ゴング・ファミリーの中では、メーンストリームでは無いのだろうがドラマーのピエール・ムーランがリーダーシップをとった時期のゴング名義の3作品『Shamal』、『Gazeuse!』、『Expresso II 』(3枚からの編集盤もあり)と、「さすがに同じゴングを名乗るのは無理だろう・・・」と思ったかどうかは判らないが、ピエール・ムーランズ・ゴングにバンド名変更後の作品はどれも高度なテクニックとアンサンブルを売りとしたジャズロックの傑作。

なかなか国内では安定供給されないゴング関係のアルバムだが、最近になって(といっても既に去年の話だが・・・)ライブを含むピエール・ムーランズ・ゴングの4作品がついに紙ジャケで再発売された。かつては、日本語表記もムーランだったりモエルランだったりしたが、今回の再発で「ムーラン」に統一されそう。

シンプルなジャケット・デザインが多いムーラン関係のアルバムの中では珍しくごちゃごちゃしたジャケのライブ盤。輸入盤は稀に見かけることもあったが国内盤は初CD化。ベスト的な選曲で、1曲目の代表曲「DOWNWIND」ではギターでマイク・オールドフィールドも参加しテクニカルな演奏を繰り広げている。

ピエール・ムーランズ・ゴングは80年代にも活動しており、こちらのアルバムの再発も待たれるところ。ムーランの弟も音楽活動しており、ムーラン抜きのゴングジラ等の関連作品もあったりと・・ゴング関係のファミリーツリーは複雑怪奇なのだ。

これだけの優れたリーダーアルバムを出したドラマーというのは、ロック界ではそう多く無いのだが、残念ながらピエール・ムーランは05年に病気で他界している。



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2006年03月31日

THE MILLENNIUM 『BEGIN』

B000E1NYBMビギン(紙ジャケット仕様)
ミレニウム
Sony Music Direct 2006-03-24

by G-Tools

ソフト・プログレッシブ・ロック(なにそれ?)の名盤が紙ジャケ+ボーナストラックで再発されました。私が持っているのは通常盤なのでボーナストラックは聞いてないのですが、どうもシングル・ヴァージョンのようなので『ザ・セカンド・ミレニウム』『ザ・ミレニウム・コンティニューズ』といった「未発表音源集」に収録されてる曲とも違うものなんでしょうか?シングルは未発表音源じゃないもんね?

何でもこのアルバムは、サイモンとガーファンクルの『ブック・エンド』と共に世界初の16チャンネル録音で、当時のCBSがもっともお金をかけたアルバムとのこと。しかし、内容が前衛過ぎるとの理由でほとんどプロモーションは行われなかったそうな。(金かけたのに宣伝しないって、なんか矛盾してるようだがホンマかいな?)ただ、そうしたエピソードが納得できる程、確かにこの作品は1968年発表とは思えない斬新かつクリアーな音創りがされています。

1曲目の「PRELUDE」オープニングが鳴り響いた瞬間から、まったく新しい音楽との出会いに期待が膨らみます。中心人物のカート・ベッチャーは少年時代に日本で数年間暮らしたことがあるそうで、その経験からかモロ東洋的な音も登場します。様々な音楽的要素を巧みにまとめ上げた今なお新鮮な時代を超えた名盤です。
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2006年02月24日

Symphonic Slam

B00005NTEDSymphonic Slam
Symphonic Slam
Musea Records 2001-01-01

by G-Tools

かつて「宇宙讃歌」なるタイトルで国内盤LPも出ていた、カナダのバンド"シンフォニック・スラム"の唯一のアルバム。昔、私も中古レコード・ショップでLP見かけて思わずジャケ買いしてしまいました。(US盤の、しかもカット盤で安かったからだが・・・)。

音のほうは、当時まだ珍しかったギター・シンセサイザーを前面に押し出した変り種で、ジャケットにわざわざ楽器パート「360 Systems Polyphonic Guitar Synthesizer」なんてクレジットされてます。とはいっても、意外とボーカル・パートが多かったり、突然ドラム・ソロが飛び出したりと、他のパートの活躍も目立ちます。キーボードのデヴィッド・ストーンは後にレインボーに参加してますが、それなりに力量のあるプレイヤーたちだったのでしょう。曲も良いです。

ギター・シンセの可能性を追求した・・・というよりは、いろんなことを詰め過ぎたせいでB級テイストが漂ってしまい、歴史にその名を残す名盤には今一歩足成り得なかったが、ユニークでスペイシーなサウンドは魅力的で1度ハマるとクセになります。

posted by murax at 16:51| Comment(2) | TrackBack(0) | その他の国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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